2009年7月 4日 (土)

大丈夫!

今日は,PTAの運営委員会。

終わってから本部のみんなとお食事して、

わーわー言っていると、友達の携帯に電話!

「彼氏か~?」

と冗談言っていると、うちの旦那だった!

時刻は0時00分

「あんた携帯持ってないの?」

持ってるけど、何?

「YU(次女・中3)が、剃刀で指を切り、血の海で、いまS病院で縫っている」

なんと!まあ、そら大変やん!

「家に帰って血の海を掃除しといて。こっちはいいから!」

と旦那。

あっそう?了解・・

でも、今、食事しているところから、数十メートルのところの病院なので、

帰り道によってみる。

「ごめんな」

と次女。

なんで、あんたが謝るのかね~

痛かったね。びっくりしたね。不安だったね・・・そばにいてあげられなくて

ごめんね。。。

診察室で、縫合されながら、気丈にふるまう娘が痛々しい。

「麻酔きいているし、左手やし、深く切ったら痛くないねん。」

精一杯の気休め。

わかった、わかった。

気にしないよ。きっと、すぐに良くなる。

家に帰って、血の海とやらをかたずけてくるよ。

家に帰る。

??どこが、血の海?

ほとんど、血痕は残っていない。

奥の部屋で、イヤホンをつけた高2の長女が寝床で眠っている。

いつもケンカばかりしている姉妹なのに、

長女は、ちゃんと血の海を始末していてくれた。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。

しばらくして、父親と一緒に帰ってきた次女。

「びっくりしたよな」

と私。

「うん」と、次女。

しっかりハグして、「大丈夫!」と言ってみる。

「うん、大丈夫。」

その言葉に母の私が安心してることに、気付いている。

二度目のハグをして、薬を飲ませ、床につかせる。

おでこに手をあてながら、「大丈夫、人生いろんなことがあるけど、大丈夫」

と伝えると、「うん」

そのあと、しばらくすすり泣いていた次女。

ショックだったんだろうな。

怪我が治るように心の傷も治っていきますように、、、

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2009年6月27日 (土)

脳と心 8 <見る と 見える>

これまで見てきたように、

何かをみたときに、脳の特定の領域が活動する

という因果関係は間違いなくあると言えますが、

でも、「何かを見たから脳のある領域が活動した」のか、

「脳のある領域が活動したから何かが見えた」のか、

それは、「脳科学が現在直面している一番の問題」なのだそうです。

「見えたものを意識する」

それはどういうことなんでしょうか?

そのメカニズムを解明するための研究はどういったものなのでしょうか?

右目と左目の競争

右目と左目にそれぞれ別の画像を見せます。

たとえば、右目には人の画像、左目には建物の画像を提示すると

(これを、眼球間闘争の実験というそうです)、

被験者は、顔と建物の双方が同時に見えることはないそうです。

顔が3秒、建物が5秒、また顔が4秒、というように、

被験者の意識に上る画像が自然に切り替わるます。

これを、「知覚交代現象」といいますが

この切り替わりの頻度は個人差があります。

ある人は、数秒ごとに見える画像が切り替わったり、

ある人は、一方の画像が見えている状態が数十秒間続くこともあります。

このときでも、物理的には被験者の脳に、建物の像と顔の像が入力

されているのですが、この眼球間闘争が起こっているときの脳を

測定すると、被験者が顔を意識しているときは顔領域が、

建物を意識しているときは建物領域が強く活動することが分かっています。

(被験者に見えている方のボタンを押してもらう方法)

これは、まさしく、その人が「何を意識しているのか」

という被験者の内面があらわれている実験です。

意識しているから活動する領域が切り替わるのか、

活動する領域が切り替わるから意識が変わるのか、

そこは、まだ判然としませんが・・・・

お猿さんを使った実験でも、顔を意識しているときは

顔領域の神経細胞が強く活動し、意識されなければ見せていても

活動は低下します。

猿が意識している内容と一致した活動を示す神経細胞の割合は、

一次視覚野では20%

二次・三次視覚野では各40%

側頭葉では90%で、

すなわち、具体的なものとしての視覚情報の認識に関係している側頭葉が

意識している内容をより強く反映しているということがわかります。

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2009年6月26日 (金)

ちょっとタイムね~

HPの方の結通信も、書けないほど、

あくせくと働いております。

こちらのブログには、「脳と心」を連載し始めたものの、

もう一つ立ち上げた、「活動日記」ブログも書きたくて、

なかなか筆が進みません。

http://d.hatena.ne.jp/yuicoroom/

でも、ちょっとずつ前に進みますので、

やさしく、見守っていただければ幸いです。

今日も、よく働き、よく学びました。

明日は、どんな日になるのか楽しみです。

おやすみ なさい、

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2009年6月21日 (日)

天使のほほ笑み

先日から、自分の管理の悪さからなんですけども、

予定のダブルブッキングが多くて、

そんなことがあるたびに、「どうしょ~」

と思います。

管理の悪いのだけではなく、「いける!」と思って入れた予定日に

断りにくい予定が入ってくることもあります。

そんなときも、「どうしょ~」

と悩みます。

でも、最近は、昔と違って全く慌てなくなりました。

先日も、「これは絶対に参加したい」と思い、1か月近く前から

「参加します」と宣言していた、企業や労基局への申し入れ活動と、

その夕方にはシンポジウムと半日べったりの企画があったのですが、

その1週間ほど前に、企画者より「申し入れ時の人数制限」の情報。

「参加できないかも~」

と思い始めてた頃に、アルバイト先の都合でその日

「来てほしいというかもしれない」

との連絡がありました。

一応、予定のあることは伝えたけれど、

その時点では、もしかしたら消えてしまうかもしれない予定だし、

断ることはしないで、「行けることになるかも知れないので、

行く必要有りになったら連絡を」

と言っておきました。少なくとも、最初の企業訪問は、

人数制限でダメだろうから、

昼すぎまでアルバイトしたらいいや、と勝手に決めました(心の中だけ)

ところが、その企画の3日ほど前に、

「人数制限はなくなり、できるだけたくさん参加してください。

福田さんは、最初から全部出てください。」とのメール。

ギョエ!

アルバイト先に断らないと!

もし「来て~」ということになれば、

こちらの企画に行けなくなり、

こちらの企画を優先すると、アルバイト先必要なときも困るし・・・

と、いろいろ考えだすと、邪魔くさくなってきて、

「まあ、いいか~」(どういいのかな~coldsweats01

と思考停止になりました。

で、ぎりぎりまでどちらにも音無しの構え、というか、忘れてました。。。

すると、前々日くらいに、アルバイト先から

「来てもらう必要はなくなりました」との連絡。

「おう!天使がほほ笑みましたな~」

心おきなく、行きたかった企画に全部参加することができました。

他にもあるんですよ。

こちらの都合の悪い日を、自分で設定してしまって、

とりあえずそれは相手に変更のお願いをしましたが、

自分が思っていた日と1日間違えてメールを送ってしまい、

う~ん、どうしよう。まあ、間違えた日はいけるか。。。

とほっておいたら、

自分が入れるつもりだった日は、当日突然予定が入り、

(実はその予定は、入れた相手が時間を間違えていた・・・トホホ;)

もし、間違えずに予定していたら、当日大慌てするところでした。

これも、「天使のほほ笑み」って感じです。

ということで、いろいろ失敗はあるけど、修正するまでに少し時間をかけてみる。

慌てて行動を起こさない。

というのが私の教訓になってしまいました。

「間違える」というのは、実は「本能」とか「潜在意識」に近いところがすることなので、

それにわざと従ってみるのもいいかな~

そういえば、産業カウンセラー試験の時、

一通り書けて、見直ししようと思ったら、

急に眠気が来て、10分間寝てしまったこともあります。

しかも、寝ているときに、

富士の高嶺に咲くユリの花が、額に入って手元に来る夢まで見ました。

あの時、見直してたら、落ちてたかも・・・

邪魔くさい、めんどっちい、眠い、忘れる

は、実は私にとって「天使のほほ笑み」なのかもしれませんbleah

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2009年6月18日 (木)

脳と心 7 ~○○領域~

シリーズ6では、「顔だ」と思ってみたら、ただの影でも顔に見える

という話だったのですが、本当に気をつけないといけないですね。

もうすぐ、実際に始まる裁判員制度でも、

検察側の言い分、弁護人側の言い分、そして審理のときの裁判官の見方、

大きく自分の見方に影響を与えます。

真理を追究するときには、できるだけバイアスがかからないようにしなければ、

特に裁判員裁判の刑事事件は、重大事案ですので、

被告人の一生を左右することになります。

そういう意味では、今は形骸化されている刑事裁判の原則、

「推定無罪」や、「疑わしきは罰せず」というのは、

人間の脳の特質を経験で実感していた先人の知恵であり、教訓なのだと思います。

さて、前置きはそれくらいにして、

「顔領域」があるなら、この世に存在するあらゆるものを弁別する領域が

脳のあちこちにあるのではないか・・・

という素人考えというか、人情というか・・・

どうなんでしょうか?

たとえば、イス、机、靴、はさみ、鉛筆、消しゴム、メガネ、マスクなどなど、

特定のものを見ている時だけに反応するそれぞれの脳領域はあるのでしょうか?

実は、たとえば「イス領域」といっても一つの領域ではないようです。

イスを見た時に特有な脳活動の分布パターンがあり、

ある領域についてみると、イスをみてもはさみをみても鉛筆をみても活動する部分もあり、

もの:脳領域=1:1ではないのです。

たとえば靴を見ているときに活動する領域は、顔領域とある程度重なり合いますが、

顔を見ていても活動しないところも活動します。

一つのものを見た時に活動する領域のパターンの組み合わせが、

みんな違う、ということだそです。

話は、顔領域に戻りますが、

では、「顔領域」は生まれた時からそこが「顔領域」なのか?

という疑問がわいてきます。そうでないとすると、いったいいつから特定の領域が

顔の専門分析官となるのでしょうか?

答えは、生まれた時には、特に顔領域はなくて、他の物を見るのと同じく

顔を見た時に活動する場所は、点々と散らばっていますが、

成長とともに、一か所にかたまり、次第に明確になっていきます。

MRIで実験ができるのは、せめて10分間

頭を動かさないでいられる年齢に達していなければならないので、

5歳くらいからしかデータがないのですが、

7歳ころまでは、顔に対しての活動部位が側頭葉底部のあちこちに散らばっています。

ところが10歳くらいになると、「顔領域」として一塊りの領域が活動するようになり、

14歳では、さらにその領域が面積的には小さくなり、より明確になっています。

これは、いろいろな人に会って、顔を区別する経験を重ねるに従って

顔専門に情報を処理する神経細胞が出来上がってくるのだということです。

そういえば、井上ひさしさんの小説で、「モッキンポット氏の後始末」

という傑作な作品がありましたが、

中で鶏の雛のメスとオスを分けるアルバイトをする主人公の話を思い出しました。

何百羽というヒヨコの中から、1羽をを素早くつかみ、

お尻の羽毛を親指で押し分け、肛門をじっと見ていると、

黒い点が見えてくるらしく、それでオスかメスかを見分けるらしいのですが、

素人ではなかなかその小さな黒い点が見えないそうです。

主人公は、じゃまくさくなって、親方の見ていない間にガバッとヒヨコを何十羽とつかみ、

「はい、メスの集団chickchickchick」 「次はオス~chickchick

と分けたために、取引先から「メスだと思って買ったのにトサカが生えてきた!」

とどやされた・・・smile

という話でしたが(もう30年近く前に読んだ本ですが、ここだけ明瞭に覚えているわbleah

そういう専門的な見分けをする仕事をしていると、

専門的な神経細胞の脳領域ができるのだと思います。

他にもミリ以下の製品のキズを見つける検査員の方とか、

瞬時に何かを見分ける能力のある人っていうのは、特別な領域があるに違いない!

と思いますeye

(本には書いていない、私の勝手な想像ですが・・・)

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2009年6月16日 (火)

脳と心 6 ~バイアス~

この顔領域は、顔の画像や実物を見ていなくても、

顔を想像しただけで、同じように活動します。

側頭葉底部の顔領域に対して、信号が入ってくるのは2つです。

①目→一次視覚野→顔領域 (このような経路でくる信号を「ボトムアップ信号」)

②前頭葉等(内面)→顔領域 (「トップダウン信号」)

なんでもない普通の風景写真を見ているとき

このときは、外界の情報を忠実に反映したボトムアップ信号が

一次視覚野からおくられてきています。

「顔」には関係ないので、顔領域は活動しません。

ところが、たとえば誰かに、

「ほら、ここんとこ、顔が映っているよ。女の人が悲しそうな顔して、ほら・・」

と言われたとたん、なんでもなかった影のようなところに顔が見えます。

そして、これからその写真を見るたびに、

そこに顔が見えるようになるっていう経験ないですか?

このとき、脳ではどのような活動がなされているのか?

「顔に見えないか」と言われた時、

前頭葉から顔領域に信号が送られ、顔に似た影を顔と見立ててしまい、

次からこの写真を見るたびに、一次視覚野から顔領域を通って前頭葉に送るため、

何度見ても顔を見出してしまうというわけです。

ふ~む

そうか~って感じです。何気なくもの見ているときと、これだと思いこんで見るのと

全然違うもののように見える時もありますものね。

今、視覚についてのお話ですが、

おそらく、人間の脳は、特に前頭葉や頭頂葉からのインパルスによって

五感で感じるものにバイアスをかけて、

変換していることがよくあるのだろうと思います。

それゆえに幸せな時もあるし、それゆえに苦しい時もあります。

前頭葉を中立に保っておくことは、並大抵ではなと思います。catface

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2009年6月15日 (月)

今日は教育ボランティアの日♪

今日は、5月からお世話になっている中学校の

教育ボランティアの日heart01

今日のカリキュラムは~

3時間目 理科  校庭の梅の実収穫!

           金魚・鯉にエサやりして生体観察!

           キュウリ栽培 水やり

           最後は教室で、野菜カードで野菜の名前を当てます。

4時間目 体育  裏山にウォーキング

           みっちり歩いたぞ~

5時間目 国語  漢字書き取り の前にカードゲーム

           (もうすぐ修学旅行なので、ババ抜きと神経衰弱ができるようにとの

            先生の配慮からです。)

6時間目 音楽  40分くらい「おどるぽんぽこりん」でダンシング!すばらしい集中力。

           私も一緒に踊ってしまった! こんなに楽しいダンスははじめて~

放課後 美術部 かくれんぼ の体験→いつか作品になるかも・・・

今日の感動

heart02Kくんは、ハイキングの間道ですれ違う人すべてに、丁寧に頭を下げてごあいさつ。

全員が、にっこり挨拶してくれました。天使だ~

heart02Rさんは、神経衰弱で先生がたくさんとっても、私がとっても、

自分のことのように喜んで、ハイタッチしてくれます。天使だ~

heart02いつも、人が描いた絵でも、自分が描いた絵でもびりびり破いて棄ててしまうOさん。

私が描いた絵を丸めて捨てたので、泣きまねをしながら、悲しいことを伝え、

新しい紙を持ってきてくれても

(自分の紙さえ「取りに行って」と言っていた彼女が、です。)

「私が描いたやつ」とすねると、ごみ箱から拾ってちゃんとのばして返してくれました。

さらに、「ペンギンかいて」というので描くと、いろいろ自分でもかき加えた後、

拾ってきたものも一緒にもってかえってくれました。

記憶する限り、破らなかったことは一度もないし、持って帰ることもなかったので、

感動です。

heart02 Mくんは、やきもち焼きで、いつも私を独り占めしようとします。

今日は、他の二人が職業体験だったこともあり、ゆっくり彼に付き合うことができました。

ちょっと悲しかったこと。

sweat02Oさんが、美術部でクラスメートに話しかけます。距離の取り方のわからない彼女は、

人のものを触ったり、ひっつきすぎたり。

と、一人が荷物をまとめて帰ってしまいました。それをさびしげに見送るOさん。

次はもう一人残った子に、同じく接近しすぎの距離で接します。

そして、彼女もバタバタとかたずけて下校。

少し、悲しそうなOさん。でも帰る彼女に、「また明日学校でな」と声をかけました。

失敗したこと

dashOさんが帰るのに、校門まで送って行く途中、

「これ持っていて」と水筒を預けられたの

ですが、お話したり、かくれんぼしたりしている間に、

持っていることを忘れた私。

お母さんの車に乗るところまで送っていき、

左手に水筒を持っているのに、右手でバイバイして、返すのわすれたよ~sweat01

とんまな、ボランティアさんです。ごめんなさ~いhappy02

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脳と心 5 ~顔の情報分析官~

職務上、物事や事象に関する分析を行う人のことを

「アナリスト」とよびますが、

脳の中にはさまざまな専門のアナリストがいて、情報を分析する、

という感じだと思ってください。

脳が外界の視覚情報を分析するとき、

それが、「どこ」にあるのかの位置情報については、

網膜地図を使って情報を処理します。

後頭葉の視覚領域から頭頂葉、

そして前頭葉へと神経インパルスがながれていきましたね。

さて、それが「何」であるのかについての分析は、

後頭葉の視覚領域から側頭葉底部へと至る経路で行われます。

この際、「どこに」あるかの分析に使われた網膜地図ではなく、

「どのようなものであるか」に対応した専門の情報分析システムが働くのだそうです。

視界の端に何かが見えて、「うん?」

と気になったら、そちらを見ますね。

視野の真ん中にその対象物が入ってくると、

まっすぐ向いている目の中心から10度以内の視野に対応した網膜には、

形、色」に反応する錐体(スイタイ)細胞という視神経細胞が多く存在しています。

10度以上の周辺になると、「明暗」に反応する桿体(カンタイ)細胞と言われる細胞が

多く存在しているそうです。

中心視野の情報は側頭葉の底部に送られて分析されているようです。

その中でも、今日は、「顔領域」についてです。

健康なボランティアに協力してもらい、

①スクリーンに映るいろいろな人の顔の画像を見てもらっているときの脳活動と、

②顔写真を細かく切り刻んでかき混ぜたような、

意味不明の画像を見てもらっているときの脳活動

を比較すると、

②より①の画像を見ているときの方が、「側頭葉底部」の一部が

 強く活動することが明らかになっています。

 顔に対する反応は左右の側頭葉に見られますが、右側がより強く活動するそうです。

この直径2㎝ほどの領域は、建物や風景、道具、動物を見ている時よりも、

人間の顔画像を見ているときに強く活動します。

紡錘状回(ボウスイジョウカイ)」とよばれる部分に、この顔領域が存在します。

 

眼は正常なのに、この紡錘状回が障害され人の顔がわからなくなってしまう

相貌失認」という症状がでてくるのだそうです。

電車と車、はさみと鉛筆、などは弁別できるのに、

人の顔の見分けがつかないのです。

たとえば、ちょっと髪型がかわった、服が変わった、

表情がちがっている、

などで、よく知った友人や配偶者の見分けもつかなくなる、というのです。

これは、どういうことをあらわしているのでしょうか?

顔以外の物の認識は保たれているのに、

顔の認識だけに関係した特別の顔領域があることが、

ここからわかったのだそうです。

今日は、久しぶりに本を買ってしまいました。

「脳の不思議」(人体紀行シリーズ 西東社)lovelyこの本bookはなんと!DVD付きcd

「脳科学の最前線~心はどこまで脳にあるか」(大谷悟著 海鳴者)

よくわかる最新「脳」の基本としくみ(後藤和宏監修 秀和システム)

の3冊です。

早速、DVDみました。基本的なところですが、図解やCGで説明してくれているので、

超わかりやすいです。lovely

これで、しばらく欲求不満は解消できそうです!

bleah

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2009年6月12日 (金)

脳と心 4

脳は宇宙と同じくらい、またはそれ以上の奇跡だと思います。

いろいろな脳測定機器・技術の進歩で、

脳の働きが次々と明らかになっているのは、

本当にワクワクしますねheart04

さて、実際、これらの機器を使って、どんな実験をしているのでしょうか?

脳の働きを見るためには、人が何かを感じたり、考えたり、行動している

まさにその時に、脳のどの部分が、どんな風に働いているのかを見る必要があります。

one 実験の内容(その実験でどんなデータが得たいのか)

  ある刺激に対して一定のルールに従って行動してもらうような課題を作ります。

  このルールと課題作りが、実験では最も重要なことだそうです。

two 被験者の募集

  実験の内容を説明し、同意を得るそうです。

  磁気に反応するような、身体についている金属類は全部はずします。

  ピアス、ペースメーカー、ピン、鉄分を含んだマスカラ、ブラジャーのホック、ワイヤー

  全部はずすそうです。

three 被験者にMRI撮影装置の中に入ってもらう

  直径6~70㎝、円筒形の装置の中に横たわり、

  頭上の鏡を通してスクリーンを見たり、ゴーグルを通して映像をみてもらったり、

  ヘッドフォンから音をきいてもらったりします。

  手にはボタンをもち、ルールに従って押します。

  このとき、頭は絶対に動かしてはいけないそうです。

four 課題開始

  撮影部位の位置合わせ後、課題を始めます。課題は10~30分程度。

  撮影時には「通りの向いで道路工事を行っている程度の騒音」ぐらい

  大きな音がするそうです。

  課題をやっている間、2秒間で1セット、10分で300セット撮影(うるさそsign04bearing

  ある課題を行っているときは、そうでない時に比べて脳画像データ上の信号値が

  どれだけ変化したか、信号値の変化は脳のどの領域にみられるかを

  統計的に解析していくそうです。

この実験を10~20人程度の被験者を対象に行いデータを集めます。

撮影自体は難しくありませんが、データを解釈するには論理的な思考が必要です。

たとえば、何かを食べているときに、計算力に関係する脳領域が活動したとしても、

食べものへの反応なのか、口を動かすことによるのか、舌ざわりなのか、

・・・ということを特定する必要もあるでしょう。

10人が同じ結果が出ても、その食べ物と脳活動を関係あり!

とするには多くのハードルを超えないと、結論付けることはできないのでしょう。

「大事なことは、その実験を行うことに、そして結果を得ることに

どのような意義があるかをはっきりさせておくこと」

「学問的な価値があるか、時代の検証にたえられるものか、

そして普遍性をもつものであるかという点において、

その研究の意義を問い続けなければならない」

と坂井氏は書いています。(「心の脳科学」)

そういう意味では、最近「脳トレ」や「脳」に関して、「こうしたら、かしこくなる」とか、

「情緒が安定する」「しあわせになれる」などという類の本がたくさんありますが、

どこまで検証されたものなんだろう?

と疑問をもち、うのみにしないようにしたいものですeyeearthinksign02

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2009年6月11日 (木)

脳と心 3

さて、「わたし」や「心」の正体に迫るためには、

当然ながら、脳の働きを、できるだけ詳しく見ていく必要があります。

私もあまり詳しく知らなかったのですが、

今の脳測定には、次のようなものがあるそうです。

club 脳の形を見るための技術

one CT(コンピューター断層撮影)

  は皆さんよくご存じだと思います。

  放射線などを利用して物体(体内)を走査しコンピューターを用いて処理することで、

  物体(体内)の内部画像を構成する技術・機器のことです。

  本来は物体(体内)の(輪切りなどの)断面画像を得る技術ですが、

  最近では、画像処理技術向上によって3次元グラフィックスとして

  表示されることも多いそうです。 

two MRI(核磁気共鳴画像)

  は、「核磁気共鳴現象を利用して生体内の内部の情報を画像化する方法」だそうで

  断層画像という点ではX線CTと一見よく似た画像が得られますが、

  CTとは全く異なる物質の物理的性質に着目した撮影法であるので、

  CTで得られない情報が多く得られるそうです。

  たとえば、1mm以下の構造も映し出すし、

  さまざまな角度から断面図を作ることができます。

  また、細かい画素(1つ1mmの粒が256×256粒)で はっきり、くっきり!

  脳内の水や脂肪の含有量で色が変化するので、

  脳髄液(脳のまわりの液)、皮質(神経細胞が存在する部分)、

  白質(神経線維が集まった部分)を、白から黒で色分けし、

  画像化することができるそうです。

  また、1ミリ単位でずらして撮影し、それを重ね合わせると、

  3次元的な構造画像も得られます。

  コンピューター処理すると、脳のしわを強調した画像を作ったり、

  逆に脳に空気を入れてしわを引き延ばす「バルーニング(風船様展開)」や

  脳の表面に切り込みを入れ2次元に展開する「フラットニング(平面化)」

  で脳の構造をより詳しく見ていくことができるようです。

club 脳の働きを見る技術

one PET(ポジトロン(陽電子)断層撮影)

  少量の放射線物質を血管内に注射して、その放射線を測定することで、

  脳のどの部分の血流が変化しているのかを調べる装置だそうです。

two fMRI(機能的核磁気共鳴画像)

  脳の神経細胞が活動すると酸素を消費しますが、

  これに伴い脳のその部分に送り込まれる血液の量が増加するそうです。

  MRIでその様子を信号値化し、

  脳のどの部分がどのような時に活動するのかを

  明らかにすることができるのだそうです。

  ただ、これをはっきりとさせるためには、高速撮影で信号値を得る必要があります。

  MRIの画素は1mmでしたが、3mmにすることで高速撮影をしているそうです。 

  被験者は、実験に必要な作業やテストをしながら、

  2秒間隔で500回の撮影を17分間します。

  先日、「MR.BRAIN」で、

  犯人にある場所の写真を見てもらいながら、

  脳撮影をした結果、

  「そこに行っていた」ことをアリバイとしていたのに、

  脳に何の反応もなく、犯人の嘘を暴くシーンがありましたが、これのことでしょう。

※参考文献というか、ネタ本はしばらく、

「心の脳科学~『わたし』は脳から生まれる」(坂井克之著 中公新書)

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