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2012年2月26日 (日)

昭和のにおい

1964年といえば、私がこの世に生まれる前の年

昭和39年

東京オリンピックで日本中が沸いていたらしい。

昨夜、レイトショーで「3丁目の夕日‘64」

を観賞した。

みんなが「上」を目指していたんだな~

映画にでてきた人たちは、少しお人好しに過ぎる人

と言えなくもないが、でも、なんか「そうだったかな~」

という記憶はある。

売れない小説家の親父にしても、

鈴木オートの社長にしても、

表現の仕方が乱暴ではあるが、真剣に家族を愛している。

自分が憎まれ役になっても、そんなことは構わない。

息子や娘(実のではないが)が、生きて行くのに必要なことを教える。

そんな親が、今どれほどいるだろうか。

「甘やかし」と言われても仕方がないような優しさは、

日本の形を少しずつ変えてきたのかもしれない。

子どもに憎まれたくない親が増えたのではなか。

振り返って、「自分もそうだ」とはたと気づく。

もちろん、そんな親世代の愛情表現に愛情を感じなかったゆえに

「自分の子どもには、そんな思いはさせないでおこう」

と、自分なりの子育てを追求した結果でもある。

長女は、「昭和時代」が好きならしい。

多様化した価値観の現代に、少し疲れているのかもしれない。

国民がみんな一つの夢に向かって、共感しあっている。

そんな風にうつったのかもしれない。

昨夜にそんなこんなで、目が腫れるほど涙して

今朝は、昼近くまで休んでいた。

電話で起こされて、やっとのことで頭に血が巡ってきて、

今日は、「号笛」コンサートだったと思いだした。

「号笛」というのは、国鉄労働組合の労働者で構成されている

合唱団のことだ。

若いころ、国労の青年部の人たちとスキーに行ったり、

吞み会に一緒したりで、楽しい時間を過ごした。

それこそ、昭和の最後の時代。

今も、もちろん会うと固い握手を交わす「仲間」も少なくないが、

号笛の合唱をきくのは久しぶりだった。

「号笛コンサート」は今年、6回目で、今日は仙台石巻からも

福島からも合唱団や歌う会の人たちが来て、

被災地東北から逆に元気をもらった。

一般には知られていないレアな唄をたくさん聴かせてもらった。

組合員であるだけでJRから解雇された1047名の組合員は、

20数年にも及ぶ裁判の末に、昨年国・JRと和解をした。

再雇用はなかったけれど、これまでのたたかいで

どれだけたくさんの人とつながったことだろう。

そして、今は、東北の震災を受けて、現地の仲間や家族、

地元の人たちを実際にも支援し、

うたごえでも励まし続けている。

出世や金もうけには全く縁がなく、仲間と酒とそして

ただ、ひたすらに鉄道が好きで好きでたまらない人たち。

愛する鉄道と、乗客の安全のために、国や会社に物を言ってきた。

私は、そんな彼らに男気と労働者の心意気を感じる。

号笛の歌う唄は、私の心の波長ととてもよく合っているのだろう。

あるいは、楽しかった若いころの記憶のせいかもしれないが、

ワクワクしたり、胸が熱くなる。

特に、「あさもや」とか「空が白々とあける」

などという歌詞をきくと、夜行列車でスキーへ行った時の

なんとも言えない早朝の情景が脳裏に浮かぶ。

アンコールで「俺たちのシルクロード」を大声で一緒に歌って、

大満足して帰った。

昭和のにおいがした。

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コメント

ごぶさたしております。
時々日記拝見しております。

昭和・・と聞いてこの映像が思い浮かびました。
ご存知かどうかはわかりませんが。。
(娘さんはご存知だと思います)

http://www.youtube.com/watch?v=QB7ond_MxWw

投稿: Shichijo | 2012年2月26日 (日) 23時35分

先生!ご無沙汰です。
気づくのが遅くて、すみません。
いつも、ありがとうございます。

娘に映像見せましたが、知らなかったです。
私以上に、TVをみない人で、
映画か、好きな俳優のインタビュー海外番組
を飽きもせずみてはりますが・・・

でも、好きなのは「昭和」らしいです。

投稿: yui | 2012年3月 4日 (日) 22時58分

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